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「骨盤矯正」は産後に本当に必要か?正しい「骨盤ケア」の重要性について徹底解説!

2022.11.16

骨盤の専門家が解説する正しい「骨盤ケア」とは?

美容系、ファッション雑誌、テレビでも「骨盤矯正」について取り上げられることが多いですが、本当に「骨盤矯正」が必要かその必要性について考えたことはありますか。
「整体院やカイロプラクティックなどの民間治療院に行くと産後はすぐに骨盤矯正をしましょうと言われるし、雑誌でもテレビでもやってるから」など、矯正しないといけないと思い込んでいませんか。
この記事では骨盤の専門家が、身体の不調で悩んでいる方に向けて「骨盤矯正」についてその必要性と「骨盤矯正」の正しい知識、産後の骨盤ケアについて徹底解説します。ぜひ、チェックしてみてください。

 「骨盤矯正」は産後に必要か?

整体院やカイロプラクティックなどの民間治療院にいくと骨盤がズレていることを指摘され、矯正しましょうと促してくることがあります。産後に骨盤矯正する必要はあるのでしょうか。
まず最初に産後にズレることで有名な仙腸(せんちょう)関節について説明していきます。

 仙腸(せんちょう)関節とは?

骨盤の後ろにある仙腸(せんちょう)関節は、ウィキペディアより「四足動物の腰帯を構成する骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ関節。3〜5mm ほどの可動域しかないため外見や画像診断でもほとんど動きが判らない。日常生活では脊椎のバランスに関係すると考えられている。出産した女性の腰痛の原因とひとつとなるともいわれている。」と述べられています。

 「骨盤矯正」は仙腸関節のズレを戻すのに必要か?

骨盤の後ろにある仙腸関節のズレは1〜2mm起こることで知られていますが、出産に限らず腰痛の方や骨盤に不調をきたす人に見られます。
この産後の骨盤のズレを矯正する「骨盤矯正」の必要性は、医学会では明らかなっていません。「骨盤矯正」をしないと取り返しがつかなくなる、というような宣伝文句があっても無視すべきなのです。
しかし、歪みや弛みが絶対に存在しないということではありません。歪んでいることは過去に適切な方法で測定されておらず、学会で発表されていないだけなのです。
皆様は、なぜ「骨盤矯正」が必要だと思うのでしょうか?

 「骨盤矯正」という言葉を安易に使う人を信じてはいけない

整体院やカイロプラクティックなどの民間治療院に行くと「産後半年以内に骨盤矯正しないと、取り返しがつかなくなる」などという宣伝文句をよく耳にします。
その内容としては「骨盤」が歪むと、体型が崩れ、様々な身体の不調として腰痛や肩こり、冷え性が起こるなど取り返しのつかないことが起きるため、対処するには骨盤を正しい位置に「矯正」するしかないことを取り上げています。
そのため、皆様は「骨盤矯正」という言葉に以下の印象をお持ちではないでしょうか。

  • 歪んだ骨盤に圧力を加えて歪みを整える?
  • 左右を対称にする?
  • 妊娠中から出産にかけて広がった骨盤を細くする?

特に妊娠中の女性は、様々な身体の不調を経験しており歪みを整えるために、産後の骨盤矯正は必要不可欠と思っている方も多いのではないでしょうか。それに漬け込む形で産後半年以内など、「期限付き骨盤矯正サービス」を売り込もうとしているアマチュア専門家が多いのです。

 「骨盤矯正」が必要と考える理由とは?

それではなぜ多くの産後女性が無意味な「骨盤矯正」に多額なお金をつぎ込んでしまうのでしょうか?

【理由】

  1. 腰辺りに痛みがあるから

  2. 骨盤周囲に脂肪が増えたから

  3. その他の何となく身体に不調があるから

主に上記3つの理由で骨盤矯正が必要と考えているのです。その対処方法を1つずつみていきましょう。

【対処方法は?】

  1. 腰辺りに痛みがあるから  ⇨  整形外科やペインクリニックや麻酔科を受診し鎮痛剤の内服や骨盤ベルトの使用、ブロック注射などを行い適切に対処する必要があります。

  2. 骨盤周囲に脂肪が増えたから ⇨ 内科や肥満外来、内分泌科へ受診し運動と食事管理や内服によって脂肪量を減らすことが必要です。

  3. その他の何となく身体に不調があるから  ⇨ 骨盤底筋の弛みによる尿もれなど、それぞれの原因を解明し骨盤の専門家に相談し最適な治療を選択するべきです。骨盤底筋が弛んでいれば、骨盤底筋を適切に鍛えるなど骨盤ケアが必要になります。

このように「骨盤矯正」ではなく、「症状」に対してそれぞれ適切な治療法を選択するために専門家に相談することが必要なのです。専門家の方々は、容易に「骨盤矯正」という言葉を使用しないですし、「期限付きで取り返しがつかなくなる」というような脅しを言うことも、半年間の期限付き回数券を高額で売りつけることはありません。「骨盤矯正」は不要でも、「適切な骨盤のケア」は必要ではという疑問が出てくると思います。

 「骨盤矯正」は不要でも、産後の「骨盤ケア」は必要では?

「骨盤矯正」は不要ですが、産後の適切な骨盤ケアは必要です。
具体的な骨盤ケアが必要な理由を見てみましょう。

【骨盤ケアが必要な理由】

  • 妊娠中は横向きに寝ることが多くなり、身体の側面の神経や腱、筋肉が固くなりやすい
  • 妊娠中の悪い姿勢が産後も残りやすく、首や肩、腰などの不調を起こす可能性が高い
  • 授乳の姿勢や産後の抱っこの姿勢は骨盤に負荷をかける
  • 産後は背筋や腹筋などの体幹の筋力が弱り姿勢が悪くなり、育児や家事の負担によっり腰痛を起しやすい
  • 抱っこひもによる身体の圧迫は神経や血管を圧迫し筋肉の癒着を作るため様々な不調を引き起こしやすい
    上記の5つ理由により、骨盤ケアは必要なのです。

 正しい「骨盤ケア」とは?

正しい「骨盤ケア」とは、骨盤周囲の筋肉をほぐし、動きをしなやかにすることです。この「骨盤ケア」を適切にできるのは、骨盤ケアセラピストのみです。
※骨盤ケアセラピストは看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師やマッサージ師(鍼灸治療院)、柔道整復師(整骨院)などが適切な医学的教育や講習を受けた者のことを指します。

  • 骨盤ケアセラピストが行う治療を解説します。硬まった骨盤周囲の筋肉をほぐし、神経を滑らせるような治療
  • 伸び切った腹筋を再び縮むことができるように腹筋滑らかにする治療
  • 硬まった股関節や肋骨をしなやかに動かす治療
  • 出産で傷ついた骨盤底筋を整えて、しなやかに動きを良くする治療
    上記4点のような治療を行うことができます。

 骨盤底筋とは?

「骨盤底筋」とは、 恥骨、尾骨および坐骨の間に位置する骨盤内の筋肉の総称です。 骨盤内の子宮や膀胱、直腸などの臓器を正しい位置に保ったり、尿道を締めたり緩める機能があり、締めることで尿漏れを防ぐなど重要な役割があります。
産後の「骨盤ケア」は、医療機関へ通いケアをするとなると通院に負担がかかりますが、自宅でできるケアグッズの例として「リューティ・ペリネライザー」の使用をおすすめします。こちらは、骨盤ケア専門の理学療法士が開発をしており自信を持っておすすめできます。

 正しい「骨盤ケア」ができる!リューティ・ペリネライザーとは?

「リューティ・ペリネライザー」は骨盤底筋をしなやかに鍛え、産後に傷ついた骨盤底筋を取り戻すことや尿もれを改善し、使用を継続することで美しい姿勢を目指すことのできる商品です。「リアライン産後ケア」をしたい方や「尿もれ」でお困りの方におすすめです。

その期待できる効果を説明します。

【期待できる効果】

  • お尻回りの筋肉を整えることで、美しいスタイルを取り戻す。
  • 簡単、座るだけ。寝かしつけたあとほっと一息、保育園に送り届けたあとのたった5分座るだけでお尻回りのたるみを解消。

上記2点のような効果が期待できます。

詳しくは、「リューティ・ペリネライザー」 公式サイト:https://glab.shop/products/perinelizerをご確認下さい。

 

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「リューティ・ペリネライザー」使用中、痛みが出ないように突起の長さを調整して使ってください。痛みが出る場合は突起が長すぎる可能性があります。

それでも症状が改善されない場合は、症状別にまとめましたので以下の専門家へ相談することが必要です。

  • 尿漏れに悩む方へ: ペリネライザーで骨盤底筋の働きが改善しても尿漏れが感知しない場合があります。その場合は、専門的な知識と技術のある「認定ウィメンズヘルスセラピスト」の治療を受けることをお勧めします。ご相談はこちらから。https://myspecialist.info/contact/

 

  • 強い陰部痛に悩む方へ: じっとしていても痛いような重度の痛みがある場合は、陰部神経痛という神経の痛みかもしれません。産婦人科もしくはペインクリニックにご相談ください。また、陰部神経痛の治療について困っておられる方は、以下のリンクからご相談いただけます。治療経験のあるセラピストに繋ぎます。 https://myspecialist.info/contact/

 

  • セラピストの方へ: 骨盤底筋の機能回復について専門的に学びたい医療関係者・治療家の方は、認定ウィメンズヘルスセラピストの取得をご検討ください。https://realine.org/aboutus/realine/womenshealth

 

 まとめ

この記事では、産後の腰痛などのトラブルの対処法として骨盤矯正ではなく、正しい骨盤ケアをする必要があることをご紹介し、骨盤ケアグッズの例として「リューティ・ペリネライザー」をご紹介しました。
自宅でできる骨盤ケアは、通院の必要がないので産後の子育てで忙しいママには、とてもありがたい商品です。
「リューティ・ペリネライザー」の使用をおすすめしていますが、使用後も改善が見られない方や悪化した方は直ちに医療機関への受診をおすすめします。
正しく骨盤ケアをして、多くの方々が産後も不調のない快適な生活を送ることができることを願っております。

 

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